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Display Space 新横浜の街なかで古材の森を見る

建築土木工事をメーンに不動産や製材など幅広い業務を行う渋谷(しぶたに)。奈良県に本社を置く同社のもうひとつの強みが、古材の販売だ。特に東南アジア産古木の保有数は日本一で、平成7年には古材専門の販売チャネル「古材銀行」を設立。平成26年5月には倉庫をリノベーションした専用の展示スペース「古材銀行横浜ショールーム」をオープンさせた。

「古材銀行横浜ショールーム」は、建築から40年以上経過しているという切妻屋根の倉庫をリノベーションしたもの。第三京浜都筑ICから約10分、地下鉄「北新横浜」駅から徒歩3分ほどとアクセスに優れた立地だが、この高い交通利便性は物件選びの際の決め手のひとつになったという。
前述のとおり、渋谷の本拠地は奈良。しかし同社の主な顧客であるインテリアデザイナーや設計事務所は首都圏に集中している。同社東京オフィス・三崎陽行マネージャーは「これまでは、実際に古材を見たいという方はわざわざ奈良までご案内していたのですが、ここは都内からもアクセスが良く気軽に来ていただけます。また古材は全て一点ものですから、交換がききません。展示スペースで実際の品物を目にしていただくことで、クレームも防げると考えています」と話す。

 

同社が倉庫を選んだ理由はもう一つある。それが、在庫の保管だ。とはいえ「古材銀行横浜ショールーム」にバックヤードはない。室内に飾られている古材は、商品であると同時に在庫なのである。
「オープンまで構想1年、さらに物件探しに半年かけましたが、古材を多く置くのですから、構造的にもコスト的にも倉庫以外は考えられませんでした。室内レイアウトも工夫して、より多くの古材を置けるようにしています。古材はサイズの大きなものが多いため、ただ並べるだけでは収められる数が限られてしまいます。見栄えも考慮していますが、それよりも効率を重視したレイアウトです」と同氏は話す。
同氏が「デザイン上のポイント」に挙げるロフトスペースも、単調になりがちな倉庫の室内に設けられた単なるアクセントなどではなく、より多くの古材を収めるために設けたものだという。多くの古材がどう収められているかも、関東トップクラスの在庫量を誇るこの展示スペースの見どころといっていいだろう。

内装は、前述のロフトを設置したほかは塗装と断熱材の施工、照明を交換した程度。金属箔のような断熱材の質感に、差し色として塗られたペパーミントグリーンとイエローの梁が目につく。古材は建材であるとともに鑑賞用のインテリアでもあり、設置した時のイメージが湧くようあえてプリミティブな空間としているが、古材の古びた質感ともよくマッチしている。この倉庫の主役はあくまで古材であることを感じさせる内装だ。さらに倉庫の雰囲気を大切にし、事務所スペースは前面の荷捌きスペースに設置されたコンテナ内に設けた。「経年変化した倉庫と古材には、どちらも人の手では作り出せません。そういう意味でも、倉庫に古材はよく映えると思います」と同氏は話す。
いずれは同様の施設を他の地域にも展開していきたいという同社。そのとき展示スペースに変身するのは、もちろん倉庫だろう。

株式会社渋谷 古材銀行KOZAI BANK
神奈川県横浜市港北区新羽町
http://kozai.tokyo.jp/


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